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(東北を消費!1)栃木県那須から福島県白河に行ってきました

こんにちは。山下です。

東日本大震災の地震から1ヶ月が経ちました。
被災地で生きるのに精いっぱいという方が、まだまだ大勢いらっしゃいますが、被害を乗り越えて仕事や商売を再開できた方も増えているようです。

被災地域にもよりますが、「被災者の生きるや生活を支援」「町の再構築」などとともに、「経済を動かすこと」も、並行してどんどんやっていかなくてはと思います。

さて、経済を動かすとは、何でしょう。人や物やサービスを使うこと、つまり「東北(茨城・千葉も)を消費する」ことかなと思います。
最近、スーパーや百貨店などでも、「がんばれ福島・茨城」と野菜販売をしたりしていますが、そこで買うことは、被災地で働いている人たちを元気にし、さらにお金が回っていきます。

同じように、観光客が減っている東北各地に行くと、観光地、旅館、飲食店、みやげもの店などに経済効果があるし、人が行くことそのことが町をすこしでも賑わい、活性化して、元気につながるのではと思います。
ただ、そう思いながらも、今時点で観光客が行って受け入れてもらえる状況にあるのか、東北新幹線や東北本線などの鉄道が一部しか走っていない中、高速道路を使って渋滞になって支援の迷惑にならないか、現地でガソリンを入れることはできるか…などが気になって、本当に行っていいのか不安だったりもします。


どうにも気になるので、まずは行って見てみようということで、栃木県の那須岳にある行きつけの北温泉に泊まることにして、東北の玄関口、福島県の白河市に行ってきました。

4月9日(土)10日(日)の時点で、東北新幹線は栃木県の那須塩原駅までで、東北本線はその次の駅の黒磯までしか運航しておらず、その先の福島県までは、直接電車で行けません。ということで、黒磯から白河まで自転車で行くことにしました。
(注)4月12日(火)に東北新幹線は福島駅まで復旧しました。JRの状況について、詳しくはこちらをどうぞ。
http://www.jreast.co.jp/

さて、9日(土)6時前に家を出て、雨模様の中を駅へ、そこで自転車を輪行袋(自転車を入れる袋)に入れて、電車に乗ります。急ぐ旅でもないので、新宿から在来線を埼京線、東北本線と乗り継いで9時10分に黒磯駅到着。
まずは駅のそば屋で腹ごしらえをして、自転車を組み立てます。
雨がしとしとと降り続いています。駅前には、観光客やハイキングの人の姿はまったく見えません。これは震災の影響というより、雨が降っているからかもしれません。
黒磯で電車が止まっているということは、その先には大きな土砂崩れなどがあるのでしょうが、駅から見たところでは、地震の被害は目にしませんでした。

黒磯駅
<黒磯駅>

上下ともに雨具を着て、出発です。白河市に向けて、国道4号を走ります。途中は丘のような起伏がいくつもあり、何度も上がったり下がったりしながら進んでいきます。道路は空いていて、たまにトラックや乗用車がスピードを出して追い越していきます。途中、東北自動車道も見えるところがありましたが、スムーズに流れていました。

厚着をしていることもあり、自転車はいまいちスピードが出ないのですが、それでも1時間少々で福島県に入りました。さらに少し行くと、「白河検問所」という建物が見えてきました。福島県警が国道4号で犯罪者を取り締まるための検問所らしいのですが、なんとなく歴史的な雰囲気を醸し出しています。あらためて写真で見ると看板だけが歴史的なのですが、昔「白河の関」というのがあり、東北地方(当時は蝦夷)の入口にあたる関所だったことを連想させることから、ここを過ぎると東北に入ったという感慨がわきます。
(「白河の関」の遺跡は別の旧道にあり、現在は公園になっています)

福島県に入る
<国道4号で福島県に>

白河検問所
<白河検問所>

さらにしばらく行くと、右側に新幹線の「新白河駅」が見えてきて、白河の市街地が近づいてきたのが分かりました。

さて、ふと道の反対側を見ると、「大黒屋」という看板と、「だるま最中(もなか)」の文字が。「これはガイドで見た気がする。」と休憩がてら寄ることにしました。水がしたたるうえに、自転車ではね上げた泥や砂がついているのを若干気にしつつ、きれいな店に入りました。和菓子も洋菓子も、おいしそうなお菓子が並んでいます。お菓子好きにはたまらないお店です。

大黒屋
<大黒屋>

じっくり吟味して、名物「だるま最中」と和菓子をいくつか買いました。そして、シュークリームもおいしそうだったので、お店の喫茶コーナーで食べようと買いました。そして、喫茶コーナーでコーヒーを頼もうと思ったところ、コーヒーサーバが置いてあって「自由にどうぞ」と書いてあるではありませんか。なんとコーヒーが無料でした。雨で冷えた体に温かいコーヒーが沁み渡りました。なんと素晴らしい店でしょう。観光に役立つ資料なんかもあり、白河の入口にふさわしいお店です。
(帰ってからだるま最中も食べましたが、これもうまかった。ちなみに、だるまは白河の名物です。)

・参考までに「大黒屋」HP
http://www.shirakawa.ne.jp/~daikoku/index.htm

そこからは新幹線の新白河駅を越えて白河の市街地に入っていきます。まずは、町の中心、JR白河駅に向かいました。東北本線が動いていないため、駅はやっていないことは分かっているのですが、見るだけ見ておこうと思って行きました。
木造で歴史を感じ、なおかつ瀟洒な駅舎が見えてきました。さわやかな駅だなと思い駅前に行きました。

白河駅
<白河駅>

駅は閉まっていました。しかし、その横にある「白河観光案内所」が開いているではありませんか。白河駅がやっていないにも関わらず、駅内の観光案内所がやっている、素晴らしいことです。
ここを訪ねる人は少ないでしょう。でもその少ない人のためにでも、静かに開けて待っていることに、気概のようなものを感じました。入ったら、愛想のいいお姉さんがいて、町のガイドや食べ歩きガイドなどもらったり、観光地について教えてもらったりしました。

白河観光案内所
<白河観光案内所>

昼になったので、まずはラーメンです。白河といえば白河ラーメンです。今回の楽しみのひとつです。白河ラーメンのお店は100店ぐらいあるそうなのですが、駅に来る途中で見かけた「鈴木食堂」に行きました。
「らーめん大盛り」を注文。しっかりしたダシの濃いめのしょうゆ味のスープと、もちもちした縮れ麺で、食べごたえ十分。おいしかったです。お店の方の感じもよく大満足です。白河に来た第一の目的を達成です。

鈴木食堂
<鈴木食堂>

白河ラーメン
<白河ラーメン>

次に向かったのは、白河の駅のすぐ裏にあるお城「小峰城(こみねじょう)」。観光案内所で、地震の影響でお城には入れないことは聞いていたのですが、遠くから天守閣(正しくは櫓らしい)が見えていたので、近くで見たいので行けるところまで行こうと思い、向かいました。
お城の周りの公園には入れたので、近くで天守閣を見ることができた。小さくも風格のあるお城です。内堀を越えて天守閣に向かう門の手前で通行止めになっており、門の向こうで石垣が広範囲で崩れているのが見えた。
また、周りを見ると、内堀の石垣も、土や大きな木とともに大きく崩れていることろが何ヵ所かあり、地震の激しさを物語っていました。

小峰城と石垣

小峰城と石垣2
<小峰城と石垣>

次に向かったのは、「南湖公園(なんここうえん)」。日本最古の公園といわれる名所です。南湖という湖の周囲が公園になっており、湖の真ん中には風情のある島があります。四季折々の自然を楽しむことができます。湖のそばには、「翠楽園(すいらくえん)」という江戸時代からの日本庭園や、南湖神社もあります。

南湖公園
<南湖公園>

公園の周りを回って、南湖神社へ。ここでは、この公園を作った元白河藩主松平定信公(楽翁)が祭られています。
神社に入ると、地震の爪痕が。石造りの灯篭や、石碑などが、ほぼすべて倒れたり、傾いている状況で、鳥居は?と見ると柱だけが残っていました。本殿まで行ってお参りをしましたが、途中では高さ6メートルぐらいあるのではと思われる立派の石碑が倒れて、4つに割れていたのはショックでした。
神社の入り口にある「楽翁」の石像が無傷だったのは、奇跡的だと思いました。

南湖神社

南湖神社の鳥居
<南湖神社>

翠楽園も入りたかったのですが、時間的に厳しかったので、通り過ぎて、神社の前の茶店「楽翁会館」に入りました。名物の「南湖だんご」を食べるためです。お皿に小さなおだんごが12個ものっていて、最初は多いかなと思ったのですが、白玉だんごのような感じで、水水しくてやわらかく、次々に食べれました。一皿で400円です。寒かったので甘酒もいただき、ゆっくりできました。雨が降っていることもあって、観光客らしき人は数人しか見かけませんでしたが、5店ほどある茶店はみなさん店を開けていました。神社の様子を見る限り、茶店も地震で相当大変だったことは想像に難くないですが、茶店で聞いたところ、がんばって片づけが落ち着いたところとのことでした。

楽翁会館
<楽翁会館>

南湖だんご
<南湖だんご>

そろそろ、北温泉に向かわないといけない時間になったので、白河から那須に向けて走り出しました。途中、大きなスーパーでは多くの車が駐車場に一杯になっていたり、ガソリンスタンドでも、車が並ぶことなく普通に営業をしており、落ち着きを取り戻しているように見えました。

しばらく、国道4号線を戻り、途中から那須岳に登る長い長い登り坂です。途中に「那須どうぶつ王国」の前を通りました。軽やかな音楽が聞こえてきて、ゲートが見えます。ただ、広い駐車場には車の数が少なく、私が通り過ぎた時にはゲートを出入りする人は見えませんでした。がんばってオープンしたが、お客さんが来ない様子が分かります。
動物たちもこどもたちが来ないので寂しがっているだろうなと思いました。

那須どうぶつ王国
<那須どうぶつ王国>

そして、さらに登り続け標高1160mの北温泉に到着したのは17時でした。車もほとんど通らない初めての道を、もう少し、もう少しと登り続けて約2時間半、かなりきつかったです。

北温泉に到着
<北温泉に到着>

「地震は大丈夫でしたか?」とおかみさんや働いている方に聞くと「大丈夫でした」とのこと。ただ、見たところ営業的には大丈夫ではありませんでした。詳しくは聞きませんでしたが、土曜日にも関わらず、宿泊客は私以外に3人程度。あまりにも少ないです。春になって那須岳のロープウェイが動き出し、観光客も来るこの時期でこの人数では、いつもの10分の1以下でしょう。平日はさらに厳しいと思われます。
その夜は、足がつって大変でしたが、温泉に入りまくってゆっくりしました。

翌日の日曜日は、気持ちのいい晴天。
どっしりとした残雪の那須岳が、きれいに見えました。

那須岳
<那須岳>

■まとめ
行ってみて、那須も白河も、観光や休暇に行くのは全然問題なく、むしろ厳しい中みなさんがんばっているので、積極的に行くべきだと思いました。白河より北は分からないのですが、太平洋に近い地域でなければ大丈夫なところが多いと思います。
(実際に行く際は、宿泊施設は予約をしておき、観光施設などが決まっていれば事前に確認したほうがいいです。)

「東京で花見を自粛されたら困る」と、岩手の酒造メーカーの方が言ったのがニュースになっていましたが、復興に向けて、どんどん「東北を消費すべし」だと思います。
東北・茨城の野菜を食べる、名産品を取り寄せる、行くなど。
気持的に「観光」や「レジャー」に行くのが耐えられない方は、行くのも支援、そこで食べるのも支援と思って行くのはいかがでしょうか。
人も物も動けば、気持ちも動きます。発見や感動があったり、理解も進みます。
(津波の被害を受けた地域などは、支援と復興のじゃまになるのでよくないと思いますが)

東北以外の観光地も、旅行者が来ないことで、非常に厳しい状態になっているので、東北地方に限らず関東全域、それ以外の場所も、好きなところに積極的に行きましょう!

長文を読んでいただき、ありがとうございました。
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